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馬と俺

荒野を走り続けた 俺たち 二人でひとつ の 命を生きてたね

俺が生まれた日に 康子(うまの名前) は生まれた 同じ星の元

一生 一緒だと 思ってたのに・・・

うまの寿命は 人間の半分以下 日々衰える 康子の 姿に 俺は耐えられなかった

馬に乗るのをやめ 馬の世話もやめた

康子が なくなる前日 康子が 荒々しく 叫んでた ヒヒ〜ん!!てね

俺は急いで 康子に会いに行った 彼女は息をするのもつらそうだった

俺に近づこうとしてた 口元に手を 預けたね

彼女は嬉しそうに 笑ってた 俺には少なくとも そう見えた

これだ 馬と人の心 絆 これがあるから・・・康子 今日は一緒に寝るか

康子は 安心したように 息を引き取った 俺は もう一度 馬に乗ろうかと思う

そうあの日の 康子と俺のように

もう一度 二人でひとつの 絆を 生きたいから

俺はまた厩舎に 通い出した お前に決めたッ!走り出す。

馬と俺。