詩と絵のクロスアート

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永遠の給仕

その女、 少女にして 偏屈人で有名な 大富豪、

リチャード・ファインスにメイドとし 仕え 氏の絶大なる信頼を よせるまでに 育った。

メイドの研修に 誰もが恐れる リチャード氏の 雑用係として 入ったことが始まり

失敗ばかりで 先輩からも怒られっぱなしの この少女 名をミラ・リース が、

なぜか気に入られ 身の回りの世話

その他諸々の責任者としてさえ 任せ切るという 

前代未聞の シンデレラストーリーに 

体の自由が効かぬ リチャード氏が何を考えていたのか

今では知る術もない、

そう 莫大なる遺産の法定相続人に

だめメイドのミラ・リースを 選んだことが 彼の死後に 専任弁護士による 発表が 世界に 報じられた。

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彼女は そのお金を 受け取るつもりもなく

ただ リチャード氏の死を悼むばかりと 世論の風当たりも良いものだった

遺産の使い道は彼女が 全権利を持つとまで 用意された氏の遺言で 

彼女はただ 慈善団体に 全て寄付するといい 世間の驚きをかったのが 久しい。

彼女は今も メイドとして 働く 二十歳の若さの身に 皆が 口を揃えて彼女を称した。

永遠の給仕、ミラ・リース・・・と。