0

芸術の秋子

荒野の果てに 走り続けた 俺たち馬と芸術の秋子

二人一心不乱 芸術の秋子 (馬の名)

別れが来るなんて これっぽちも・・・あるはずないだろッ

秋子が種牝馬にと 俺の厩舎を離れるって そんな・・・ッ !!

俺は秋子を見るのが辛かった

どうせ 行っちまうんだろッ もう知らなぃ

秋子を遠ざけて 顔合わせないように 厩舎に近づかぬようにと・・・

俺、このままでぃぃのかな。 秋子 行っちまうんだろ

どうしたらいいのか わからないでいる 俺のもとに その馬 秋子が

ヒュ〜ん !!

秋子どうして?! 明日経つと聞いたけど 俺はなぜか泣いていて

秋子の頬に 手を重ねて 馬乗りになり 走り出した

ドゥ ドゥ

お前を忘れない  から  お前も俺を・・・わかるはずないか・・・

秋子はいつもと 変わらずに 俺をつつみこむように 優しく

今日は一緒に寝ような ^^)// ありふれた 別れの夜に

芸術の秋子 俺はそう呼んでいる 秋子 元気でな。