0

ヴァイオリンの輝き

かろやかな ストリングスの響き

遙かなる荒野をゆく 旋律

ひとりの 名も無い ヴァイオリン弾き

精神を集中して弓を弾く

無限に続く果てしなき音色が 観客のいない彼の部屋で 贅沢に響いていた

歌はやまない 雨のように 降り注ぐ 心揺さぶる 激しい 彼の腕は確かだ

そう 彼は 名も無き 地上の星

輝くがいい 人知れずに 消えゆくその ともしび

消えるまで 燃え続けろ そうさ 

それが

ヴァイオリンの輝き。