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4回戦 控室

ひとりの 少年が 悪のガキだった 彼を 更生の道に連れ出したのは

ボクシングだった

喧嘩に明け暮れ 他校の生徒と いざこざ絶えずに

担任教師が 拳闘ジムの会長に 泣きつくと 会長は言った

「お前 強いんだろ? ボクシングやってみろゃ お前じゃ勝てない 奴なんて ゴロゴロいる世界だ。」

怖いか? のされるのも KOさせるのも 最高な世界だぜ」

—————– 一年後 彼はプロデビュー 4回戦にいた

「会長、バンテージ巻きも サマになったッしょ」

勇次 そろそろ行くぞ「はいッ」

あれほど 荒れていた 彼のすさんだ心は 澄んでいた

彼はボクシングを 愛していた

自分でも気付かぬほど 雑用 掃除 買い出し なんでも率先して こなしてぃた

「俺、ボクシング 才能が ないの 知ってます」でも、今は 夢中でいたいんです」

そう言うと「時間です。」スタッフが声をかける

そう

どこにでもある 光景

青春の光と闇 の・・・

4回戦 控室

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