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特攻服 逝ってよし

特攻服 初めて袖通した日 お前と俺は 暴走デビューした

初めてお前と 組んだ このバイク 二人の宝物にしようって・・・忘れてねぇよな?

お前に 惚れて 走る特攻も もう終わりだ

俺に 何も告げずに アメリカに 移住だなんて 泣けてくるぜ

あの日のバイク もうオンボロなこのバイクで お前に会いにいく 間に合ってくれッ!!

ポリ公たちが 後ろで 騒いでらぁ そういゃ俺ノーヘルだった。

もぅ 暴走族に 特攻服なんて 時代遅れかも知れねぇな

真司・・・あの日のお前の 笑顔を・・・また 俺にくれねぇか?

そう 心で思うと 羽田に着く 俺に 搭乗口から気がつく 真司がいた

「お前?・・・なんで?」「それは こっちのセリフだッ!!」

ポンコツバイクは 俺が預かる」安心して旅立てッ!!」

選別だッ」そう言うと 俺は着ていた 特攻服を 真司に 手渡した。「すまん。ッ。」

警察が一人ふたりと 俺の元に近づく・・・真司 いつもの事さ あとは任せろ

そう言うと 真司は飛行機で 飛び立った

真司ぃ お前に 最後の花向けを

せぃッ!!

特攻服 逝ってよし。

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