詩と絵のクロスアート

時は戦前 アメリカーナ

歌うブロンドは 大型新人　期待の新星現る　大々的にプロモーションされ

一躍トップスターに？

幼い頃から コンクールを 行ったり来たり　知る人は知っている　彼女の名前は リリー

その鍛え上げられた ヴォイスの　響き美しいこと 心地よいこと　これが期待の 新星たる理由かしら

彼女は シンガーソングライターではない

ディーヴァ、歌うために生まれてきた　類稀なる 歌姫の始まり

しかし 世界大戦の始まり と共に　波乱の歌姫の軌跡を辿ることになる

彼女の歌声は 戦争中でも 市民の圧倒的支持を 受けていた

彼女は 危険を承知で アメリカ全土を 歌を聴いてもらうために

走り回っていた 観衆の拍手 に包まれながら 戦争は終結した

残念ながら彼女はもう この世にいない

残るのは 歌姫としての 哀しい 録音テープが残るだけ

そう それこそ 全米が泣いた・・・黙祷・・・

ブロンドは・・・

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